売られた言は、買ってやる

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こんにちは。
yojohan 生野です。

僭越ながら、第2回のコラムを担当させていただきます。
本をめぐるってことですが、
まあ、ひとまず自己紹介などを。

三十路手前の小娘です。
本業はデザイン・編集業などやりつつ、副業で古本屋をやっています。
「yojohan book」というリトルプレスを作ったり
最近は「Petit Book Recipe」なる本の作り方の本を刊行いたしました。
そんなこんなは、http://www.yojohon.comを。

そして、現在、本から離れられない毎日です。
昔から本は好きでした。
小さな頃から図書館通いしてました。

本を読む。
みてごらんなさい、「言」を「売」と書いて「読む」。
そもそもの語源は知りませが、最近思うのは、どんなにデジタル化が進んでも
本を作るのは言葉や感覚をもつ人間にしかできないってコト。
そんなもの、売られたら買うしかない。
困ったことに、売られたケンカじゃないけども、
受けて立ちたい本がこの世にはたくさんあって
死ぬまでにどれだけ読めるのかと、不安になる。
いい本を読み損ねて死ぬなんて、嫌だなぁと思う。

人もそうだけど、本との出会いって人生のアクセントになり得るものだ。
“読む前の自分には戻れない”
そんな本が、誰にだってあるきっとはず。
今はまだ出会っていなくても、いつかは出会うべくして出会うもの。
そんな出会いの場に「ブックオカ」がなれれば
こんなうれしいことはない。

Petit Book Recipe ~リトルプレスの作り方~
yojohan APPLO KEIKAKU-inc.
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