男たちよ！！？

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“古本女子”や“古本乙女”は全く侮れない。彼女たちは企画力・機動力に優れ、何よりもお洒落（というか、ＣＵＴＥ）。そしてきっと、眼鏡なのだ（独断・・・でもない）。その魔性の眼力によってか、元来“すき間”をねらった商売であるオンライン古本屋のなかでも、『暮らしの手帖』や『保育社・カラーブックス』、『フォアレディース・シリーズ』等々を、メインストリームにおしあげてしまった。転じて“古本男子”“文化系男子”なんていうのは、いかが？いやはや、どうも一皮ムケていない感じで何だか気持ち悪いではないか・・・。

しかし最近、こんなツボ打ち的一文を発見。大いに眼を開かれる思いがした。

「すべての古本好きの人の心の中には乙女が住んでるもんなんやッ」

“古本男子”も“古本オヤジ”も“古本ジーさん”も、「いや～ん、探してた本見っけ～」なんていう乙女心を隠し持ち、乙女以上に乙女チックだったりするのだ（たぶん）。

そんなこんなが素敵な、グレゴリ青山著『ブンブン堂のグレちゃん』は、類書の多くなってきた“古本”本のなかでも異彩を放っている。男子～ジーさんまで必読！しかし・・・グレちゃんもやっぱり“女子”ではないか・・・あぁ。おあとがよろしいようです。