読み物– tag –
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		  きょうはなんの日? 『盗聴 二・二六事件』(中田整一著、文藝春秋)を読んだ先日さる用事で百道の博物館に行った帰り、総合図書館でブラブラ。平日なのにすごい人。きょうび、書店でこんな人出を見かけることはない。複雑な気分。で、お目当ての本を探し当て、近くの書架をながめていると偶然この本が。昨年のちょうどいまごろに出版され、たしか毎日新聞の書評欄で紹介されていたのだが、いつか読みたいと思っていた...
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		  ブックオカ、駆け足で。終わった、ブックオカ、今年も燃え尽きたよ!今年初め頃から会議が始まり、昨日の「読み聞かせオヤジバトル」まで、長い道のりだった。今年は、リリー・フランキーさんのオリジナル文庫カバーを作成し県下400店舗で配布する、という大規模な事が決定して各実行委員が奔走。わたし自身が参加したイベントは24日は、書店員ナイトで、けや...
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		  最近出会った人生を変える本自分の人生を変えるような本に出会う事は5年に一度ぐらいでしょうか、そんな本に私は最近出会いました。 「リズム&ブルースの死」ネルソン ジョージ著私にとって古本を探す楽しみは今まで自分が体験したことのない、新しい世界を発見を見つけ出すことです。学生時、代世間一般に流通するポップスの本を読んでいると決まってこう書かれてまし...
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		  ささやかで、愛しきものたち私が心惹かれるのは、どうも王道ではなく脇道にそれたものが多い。王道はどなたかに任せて、私は脇へとなぜだかどんどん行ってしまうタイプなのです。古本屋としてやっていくには、それなりの売れ筋を意識しないといけないのでしょうけど・・・。先日、つい手に入れてしまったのは、『豆本』。今まで『豆本』に興味はなかったのだけど、一目...
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		  愛しきUMAたちへUMA(未確認生物)と聞いてわくわくするのは私だけではないはず。姿は見せるものの決して捕まらない小悪魔的な女の子のよう…。中でもスカイフィッシュが大好きで、例えるならスケスケで羽のいっぱいついたトンボが時速?00kmで飛びまくっているカンジ(スケスケLOVE…)。明日スカイフィッシュとぶつかるかも知れないと思っただけで、わくわく...
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		  ベトナム戦記編集者の真似事を始めて今年で14年目。最初はアルバイト、というかむしろ徒弟や丁稚のような身分で、まだ二十歳にもなっていなかった。自分が本の業界で食っていくなんてことは、予想だにしていなかった。高校生のころの愛読書は、オヤジの本棚から拝借してむさぼり読んだ、勝目梓のエロ小説シリーズ、あるいは、せいぜい徳川家康!みたいな...
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		  男たちよ!!?“古本女子”や“古本乙女”は全く侮れない。彼女たちは企画力・機動力に優れ、何よりもお洒落(というか、CUTE)。そしてきっと、眼鏡なのだ(独断・・・でもない)。その魔性の眼力によってか、元来“すき間”をねらった商売であるオンライン古本屋のなかでも、『暮らしの手帖』や『保育社・カラーブックス』、『フォアレディース・シリーズ...
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		  雑誌とナンパこのBOOKUOKAというのは、なにせ「本にまつわるイベント」ですから当然関係者はどなたもよく本を読まれる/読んでこられた方々ばかりです。そんな中で僕はといえば、100ページ程度の短い文庫ですら、相変わらず数日かけて読むようなへっぽこ読者です。ただ僕が唯一、本にまつわる愛を語ることが出来るとしたらそれは雑誌についてでしょうか。...
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		  読書で脂肪は減らせるかって書店で働いていると「月何十冊も本を読むんですか?」「子どもの頃から本が好きでこの仕事に就いたのですか?」とよく尋ねられます。わたしはそうでもありませんでした。毎日テレビ・ラジオ漬けで、小学生の頃いくらか漫画を読んでいたかな・・・というくらいです。本を読むようになったのは大人になってから。お酒じゃあるまい。この仕事を...
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		  紙を大切に池島信平さんの「雑誌記者」によると戦後の物資不足から、紙の値段がとてつもなく高騰し、出版社を悩ませた時代があったとか。紙がどうしても手に入らず、闇市でも紙は高価なもの。印刷した本の値段より、真っ白な紙の方が値がはったというから驚きだ。そんな時でも、雑誌を作り続けた編集者達の熱意たるや。真っ白な紙に、印字することでそ...
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		  ありがとう、そしてさようなら「“読む前の自分には戻れない”そんな本が、誰にだってきっとあるはず。」と生野嬢は言いました。私、あります。恥ずかしいからほんとは酔った時しか話したくないネタなのですが・・・。あれは忘れもしない大学3年生の夏。当時の私は、遅咲きの狂い咲きの思春期真っ盛り。キャンパスライフにもいまいちなじめず、えもいわれぬ虚無感で一杯で...
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		  売られた言は、買ってやるこんにちは。yojohan 生野です。僭越ながら、第2回のコラムを担当させていただきます。本をめぐるってことですが、まあ、ひとまず自己紹介などを。三十路手前の小娘です。本業はデザイン・編集業などやりつつ、副業で古本屋をやっています。「yojohan book」というリトルプレスを作ったり最近は「Petit Book Recipe」なる本の作り方の本を刊...
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		  「草枕」と若冲本を読んでいる時に、傍らのラジオやテレビから、今まさに読んでいた言葉が聞こえてくることが何度かあった。ユングが言うところの「シンクロニシティ」とでも呼ぶ現象なのだろうが、最近久しぶりにそんな体験をした。今年の1月から3月まで九州国立博物館で開催されていた「若冲と江戸絵画展」を見に行った時の話だ。その日は、たまたま家族...
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		  本が崩れる、かも知れないインターネットで古本屋を始めて丸3年。最近、本棚が足りなくなってきました。少しずつながら増え続ける在庫に加え、自分で読むための本。もう、どうしようもないのか…。そんな折り、衝撃のタイトルの新書を発見。『随筆 本が崩れる』(草森紳一著)。どうやら「本がたくさんありすぎて困った人の話」のようす。なぜここで、内容を断定しな...
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		  映画「東京タワー」は良かった。大泉洋のテレビドラマも良かったが、映画の方は彼女との恋愛話がクドくなかったのがイイ。ダダ洩れに泣いたが、泣いたのは東京タワーを夜に空撮している場面にテーマソングが流れてくるところだったりする。根底に何かどうしようもない誰でも持っている「寂しさ」が流れている映画で、そこが自分の「寂しさ」と共鳴したのかもしれない。とて...
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