ブックオカの趣旨

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*福岡を本の街に

この数年、「天神書店戦争」といった見出しが紙面を飾り、まるで福岡(天神)は本で溢れかえった読書人のための快適空間に変貌したかのようです。

しかしよく観察すると、「本」というエンターテインメント内部の競争に止まらず、TVや音楽はもちろん、インターネットから携帯電話まで、他のあらゆるメディアを相手に、青色吐息の過当競争を強いられているのが現状です。

また同時に福岡の実状は、新刊書店から、古書店、図書館まで広い意味で「本」が有機的につながった文化都市と呼ぶにはまだまだ遠く、本好きの読者はもちろん、これから本と出会うべき子供たちの受け皿になりえていません。

そこで、われわれ「ブックオカ実行委員会」はこの秋、出版社から古書店・新刊書店までを広く巻き込んだ「本のお祭り」を開催し、あらためて本というメディアの魅力を広く伝えるべく、「BOOKUOKA 2006」という催しを行うことにいたしました。