「いま、この古典がバリやばい。」部門

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福岡の書店員&あの作家が選んだ「激オシ文庫アワード」2011のエントリー作品はこちら!

*「いま、この古典がバリやばい。」部門

『絵本徒然草(1)』橋本治 河出書房新社
私にとって『徒然草』といえば、この本でした。
奥原未樹子(リブロ福岡西新店)

『掌の小説』川端康成 新潮社
文章がビチビチと跳ね回っていた時代。希代の私小説家が放つ言葉の渦に、散文的に巻き込まれてみないか!?
花田吉隆(紀伊國屋書店久留米店)

『不思議の国のアリス』ルイス・キャロル 角川書店
ウサギを追って穴の中。そこに広がる奇妙で素敵な世界を知っていますか?すべての女のコのための1冊です!
山田江梨華(BOOKSあんとく山鹿店)

『乙女の古典』清川妙 中経出版
最初は表紙買い…だったけどこれは…イイ! いつの時代も恋する乙女は強く美しいものですね。
壁矢恵衣(Aブック穂波店)

『高慢と偏見(上)』ジェイン・オースティン 筑摩書房
甘酸っぱくややビター。皮肉の塩味が効いた恋愛小説。後味は甘さ120%! こういうの好き! だって女だもん?
井上 史(紀伊國屋書店ゆめタウン博多店)

『脂肪の塊・テリエ館』モーパッサン 新潮社
ブルジョアと貴族、革命家、修道女、そして娼婦。
さあ! 馬車の中でお弁当をどう分ける!
田中太郎(あおい書店博多本店)

『十五少年漂流記』ジュール・ヴェルヌ 新潮社
子供の頃、ワクワクしながら読んだ。その後何度も読み返し、その度にこの少年たちに勇気をもらっています。
脇坂健一郎(福岡金文堂姪浜南店)

『平家物語(1)』杉本圭三郎(訳) 講談社(学術文庫)
驕る平家のタナトス文学。滅びの中にも貴族ならではの雅があり、それが一層もの哀しい。解説も素敵な全12巻。
岩橋クルミ(ブックセンタークエスト・エマックス久留米店)

『ボートの三人男』ジェローム・K・ジェローム 中央公論新社
休暇があってもこんな三人とは過したくない!? とにかくグダグダな英国紳士たち。犬は勘定に入れません!
飯田美佳(ブックスキューブリックけやき通り店)

『忘れられた日本人』宮本常一 岩波書店
仕事も恋もアレもコレも、日本人はこんなにもたくましく生きていた!ボクらは彼らの子孫なんだぜ!
安部賢太郎(ブックイン金進堂長者原店)