「わが10代のサイコー傑作!」部門
福岡の書店員&編集者が選んだ「激オシ文庫アワード」2010のエントリー作品はこちら!
*「わが10代のサイコー傑作!」部門
『ハツカネズミと人間』ジョン・スタインベック(新潮社)
狂おしいほどに哀切極まりない作品! 男の最後の決断を否定することなんて誰にも出来ません!
ブックスあんとく柳川店 中地 浩
『イリュージョン』リチャード・バック(集英社)
この作品で、世界を俯瞰する術を学びました。なんて可愛げのない10代……。でも、そういう時代は必要かと。
ブックスあんとく荒尾店 山本幸枝
『友情』武者小路実篤(新潮社)
最強の勘違い男の失恋話。友情の脆さと美しさが両方描かれていて、とにかく面白い! 純文学を敬遠するなかれ。
リブロ西鉄平尾店 橋口麻里子
『深夜特急1 香港・マカオ』沢木耕太郎(新潮社)
読んですぐにユーラシア大陸を放浪したくなった。今年37歳、まだマカオにさえ到達していない。
福岡金文堂姪浜南店 林田一郎
『窓ぎわのトットちゃん』黒柳徹子(講談社)
10代の頃何度もくり返し読み、その度にトットちゃんに勇気づけられた。長くつ下のピッピの次に私の憧れの人
紀伊國屋書店ゆめタウン博多店 竹下 心
『ダンス・ダンス・ダンス(上)』村上春樹(講談社)
この本を読んで、村上春樹に一生ついていこうと思った。
リブロ西新店 奥原未樹子
『眠れるラプンツェル』山本文緒(角川書店)
大人にも未来があるということ、大人でも子どもに切ない恋をするということ、高校生だった私に教えてくれた
福岡金文堂地下街店 水上幸菜
『青少年のための自殺学入門』寺山修司(河出書房新社)
タイトルに一瞬ドキッとさせられるが、読むと、自殺はできないなと思わせる不思議な書である。
ジュンク堂書店福岡店 川島秀元
『白河夜船』吉本ばなな(新潮社)
静かに流れる時間が、この本にはあります。心が疲れた時、ゆっくりすごしたい夜に読みたい本です。
積文館書店ゆめタウン大牟田店 野林裕美
『掌の小説』川端康成(新潮社)
短い物語の中にいろいろな人生がつまっています。一篇一篇がいとしくてぼろぼろになるまで読んでいた1冊です。
紀伊國屋書店福岡本店 上妻典子
『十角館の殺人』綾辻行人(講談社)
ミステリにハマったきっかけ本!館シリーズの中でも最強! 読んで損なし!だと思います。
紀伊國屋書店福岡本店 田中恵子
『ぼくと、ぼくらの夏』樋口有介(文藝春秋)
こんなカッコイイ高校生活はないし高校生もいないなと解っていながら何ともいえずスガスガしい。
福岡金文堂大橋駅店 中村千里
『新編宮沢賢治詩集』宮沢賢治(新潮社)
まるで炎の芯の真っ青な部分。透明で静かで美しい。万象への深い愛に、ずっと心が震わされたままです。
紀伊國屋書店ゆめタウン博多店 井上 史
『幸福な死』カミュ(新潮社)
“夏の100冊”定番の異邦人を理解するために必読の1冊です。
黒木書店天神店 松下知明
『学校ともだち』長野まゆみ(河出書房新社)
傷つけあいながら成長していく少年たちと優しく見守るオヅ先生の学級日誌。長野ワールドにつかまりました。
りーぶる天神 黒田芳子
『空色ヒッチハイカー』橋本 紡(新潮社)
インドア派な私にとって主人公の行動力は憧れです! ついでにいうと、こんなお兄ちゃんが欲しかった……。
菊竹金文堂六ツ門店 高田洋子
『スは宇宙(スペース)のス』レイ・ブラッドベリ(東京創元社)
SFなのに不思議な懐かしさと奇妙なぬくもりを感じさせる珠玉の短編集。
金山堂チャチャタウン店 石上智子
『サンダカン八番娼館』山崎朋子(文藝春秋)
著者が物書きとしての責任と痛みを背負い、体当たりで聞き取り綴った海外売春婦“からゆきさん”の生涯。
ブックスキューブリック箱崎店 梅田ひとみ
『O・ヘンリ短編集(1)』O・ヘンリ(新潮社)
愛情・ペーソス・結末の意外さ。20世紀初頭の作家だが、この短編小説は時代を越えて愛され続けている。
金山堂チャチャタウン店 山田進一
『愛と死』武者小路実篤(新潮社)
子供の頃読んだ本を大人になって読み返すことの大切さ。あの頃の私にはこの切なさといとしさが解らなかった。
金山堂チャチャタウン店 畠中悦子
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