福岡の書店員が選んだ激オシ文庫フェア2012 結果発表!

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ブックオカ2012の書店共通企画「福岡の書店員が選んだ激オシ文庫フェア」の集計結果を発表します!
まずは文庫の売上ランキング・ベスト10。

1位 悪の教典・上(貴士祐介 文藝春秋)  781冊
   【激オシ人】長谷美奈子さん(紀伊國屋書店福岡本店)
2位 悪の教典・下(貴士祐介 文藝春秋)  649冊
   【激オシ人】長谷美奈子さん(紀伊國屋書店福岡本店)
3位 珈琲店タレーランの事件簿(岡崎琢磨 宝島社)  531冊
   【激オシ人】花田吉隆さん(紀伊國屋書店久留米店)
4位 カラスの親指(道尾秀介 講談社)  107冊
   【激オシ人】堀田さとみさん(積文館書店伊万里店)
5位 三匹のおっさん(有川浩 文藝春秋)  91冊
   【激オシ人】鈴木幸子さん(紀伊國屋書店久留米店)
6位 影法師(百田尚樹 講談社)  68冊
   【激オシ人】左近伸一さん(紀伊國屋書店福岡本店)
7位 秋月記(葉室麟 角川書店)  64冊
   【激オシ人】西前秋幸さん(紀伊國屋書店福岡本店)
8位 図書館戦争(有川浩 角川書店)  56冊
   【激オシ人】音田孝子さん(紀伊國屋書店久留米店)
8位 水神・上(帚木蓬生 新潮社)  56冊
   【激オシ人】木下大輔さん(黒木書店天神店)
9位 水神・下(帚木蓬生 新潮社)  49冊
   【激オシ人】木下大輔さん(黒木書店天神店)

ということで、第一位は貴士祐介さんの『悪の教典』ということになりました。やはり映像化作品は強い、ということでしょうか。
地元に関連するものとしては太宰府出身の岡崎琢磨さん『珈琲店タレーランの事件簿』が堂々第3位、北九州市出身の葉室麟さん『秋月記』が第7位。小郡市出身の帚木蓬生さん『水神』が8位と健闘しました。
以下、圏外ですが、『ティファニーで朝食を』(トルーマン・カポーティ)『こころ』(夏目漱石)といった古典ものや、『この話、続けてもいいですか。』(西加奈子)、『猫にかまけて』(町田康)、『ロシアは今日も荒れ模様』(米原万里)、『猫楠ー南方熊楠の生涯』(水木しげる)も健闘しました。

なお今年は書店共通のセットではなく、合計126アイテム推薦された文庫から各書店が自由にセットを組んで展開する形式に変わったため、全体の売上にはバラつきがありましたが、自店スタッフの推薦したアイテムだけでなく、他店スタッフ推薦のものでも自店にマッチするものをセレクトして展開してくださったお店も多かったので、その部分でも面白かったように思います。

集計に協力してくれたお店42店舗の合計売上冊数は3653冊(平均87冊)でした。
また一部のサンプル店6店の平均消化率は51.5パーセントでした(消化率=実売数÷初期在庫)。

次に書店別売上ランキング・ベスト15。

1位 TSUTAYA福岡天神店 364冊
2位 紀伊國屋書店福岡本店 331冊
3位 ブックセンタークエスト小倉本店 326冊
4位 TSUTAYA天神駅前福岡ビル店 216冊
5位 ジュンク堂福岡店 168冊
6位 丸善博多店 123冊
7位 黒木書店天神店 99冊
8位 BOOKSあんとく山鹿店 96冊
9位 BOOKSあんとく三瀦店 95冊
10位 ブックスキューブリックけやき通り店 94冊
11位 リブロ福岡天神店 93冊
12位 リブロ西鉄平尾店 90冊
13位 リブロ西新店 87冊
14位 book select k 78冊
15位 福家書店キャナルシティ博多店 77冊

でした。