玄界島へ「天神文庫」を寄贈してきました

この記事は最終更新日から17年が経過しています。

9月末から1ヶ月のあいだ、一般の方々から持ち寄られた書籍を、ソラリアプラザ1Fゼファで自由に持ち込み/持ち出しが出来る「天神文庫」として設置しました。

BOOKUOKA期間終了後には、この「天神文庫」は、2年前西方沖地震で震災被害を受けられた玄界島公民館への寄贈を予定しており、このたび実行委員2名(とその一家)が、玄界島まで寄贈に行って参りました。

玄界島

博多埠頭より、船に乗り込み35分。到着するや、公民館の方の歓迎を受け、色んなお話を伺うことが出来ました。

寄贈

寄贈した70冊程度の本は、公民館の本棚に設置をしていただくことに。公民館は島民の憩いの場と聞いたので、この本が少しでも島民の皆様の笑顔に繋がればと願うばかりです。

本棚

玄界島では「ようやく生活基盤の足がかりが出来たところ」らしく震災から2年経った今なお、復興はまだまだこれから、といった様子でした。

島民の活動圏は徒歩20分圏内の沿岸部に限られ、生活用品が購入できるお店は、渡船場近くの一軒のみ。建ち並ぶ仮設住宅と、山肌には建設中の住宅の数々。震災被害の大きさと、これからまだ時間を要する復興への長い道のりを思い知らされました。

どうか一日も早く、皆さんが安心して暮らせる日が来ますように!せめてこの本が皆さんのお役に立つことを願っております。

text by 三好(freewave)