福岡の書店員&編集者が選んだ「激オシ文庫アワード」2010のエントリー作品はこちら!
*「あなたの気持ち、文庫で贈ろう。」部門
『民俗学の旅』宮本常一(講談社)
息子へ。父は民俗学者になりたかった。理由はこの本を読んでください。自分の人生に迷ったときが読みごろです。
ブックイン金進堂長者原店 安部賢太郎
『お母さんという女』益田ミリ(光文社)
ふっと笑えてそしてしんみり暖かい気持ちになる本です。
ブックスあんとく荒尾店 村島典子
『99のなみだ』リンダブックス編集部(泰文堂)
心がつかれた時に。やさしい気持ちになれる短編小説集。
フタバ図書TERA福岡東店 新井沙智
『それ行け! トシコさん』群 ようこ(角川書店)
女はこうして強くなる。なかなか思い通りにいかない人生。七転び八起き。がんばれ、トシコさんっ!
福岡金文堂姪浜南店 立石美貴
『日の名残り』カズオ・イシグロ(早川書房)
心から仕えた主人もたった一度の恋も失った時、人はこんなにも哀れ深くも静かに泣くものだったのか。
福岡金文堂姪浜南店 井上修孝
『にょっ記』種村 弘(文藝春秋)
にやりとした後、妙にやさしい気持ちになる。おんなじ「すき」を共有したくて、こっそり勝手に贈ります。
ジュンク堂書店福岡店 彌益陽子
『いつかわたしに会いにきて』エリカ・クラウス(早川書房)
漠然とした孤独が決して嫌いではない女たちに、そんな私たちを理解できない男たちに。
ジュンク堂書店福岡店 下妻久美![]()
『レインツリーの国』有川 浩(新潮社)
恋愛小説……? なのにまさかの展開に驚き…考え…ネット社会の現代であるからこそ奥深く心あたたまる作品です。
Aブック穂波店 壁矢恵衣
『映画篇』金城一紀(集英社)
5つの物語がリンクして、泣き笑いが待っている。そして、読んだあとはきっと映画がみたくなる。
積文館書店ゆめタウン大牟田店 松尾幸代
『風に舞いあがるビニールシート』森 絵都(文藝春秋)
大人だって泣いていいのです。心にも、休息を。
紀伊國屋書店福岡本店 豊沢妃美華
『恋する日本語』小山薫堂(幻冬舎)
日本語の美しい響きと意味。言葉にこめられた、甘くて切ない恋の物語を贈ります。
福岡金文堂本店 深松里美
『一瞬の風になれ 第一部』佐藤多佳子(講談社)
悩みぶつかりあいながらも成長し、全力でチームのバトンをつなぐ。懸命な姿に感動! 頑張る君たちに贈ります。
福岡金文堂本店 和田千秋
『日々是好日』森下典子(新潮社)
これは「お茶」の本ではありません。いや、「お茶」の本ではあるけれど、「お茶」を知らない人にこそ読んで欲しい本です。
ブックスキューブリックけやき通り店 飯田美佳
『回転ドアは、順番に』種村弘、東直子(筑摩書房)
キラキラ光る三十一文字の連なり。こんな風に世界を切り取って誰かに伝えられたら、どんなにか素敵だろう。
ブックスキューブリック箱崎店 倉内由美子
『プチ哲学』佐藤雅彦(中央公論新社)
自分の頭で考えることがなんだか面倒になってしまったあなたへ。少しだけ哲学の世界を覗いてみませんか?
紀伊國屋書店福岡本店 徳永伊都子
『父と暮せば』井上ひさし(新潮社)
「わしの分まで生きてちょんだいよ」。幽霊となりながら娘を案じる父のこの一言に、きっとあなたも救われます。
金山堂丸和店 尾郷一枝
『お茶が運ばれてくるまでに』時雨沢恵一(アスキー)
文と絵で綴られた、心動く18の掌編。自分や大切な人たちの、ほんのひとときに1冊いかがですか?
グランデ金山堂 桧 類
『「さよなら」が知ってるたくさんのこと』唯川 恵(新潮社)
心が疲れ寂しさを感じた時に唯川さんの温い「大丈夫」があなたを自分らしい素敵な女性に導いてくれます。
金山堂チャチャタウン店 頼 雅子
『未来いそっぷ』星 新一(新潮社)
イソップ童話の意外な結末。現代大人の童話、ショートショートの入門編です。
金山堂チャチャタウン店 山元春光
『西の魔女が死んだ』梨木香歩(新潮社)
大人になった今だからこそ心の深い所までじんわり感動する1冊です。
福岡金文堂行橋店 若林真琴
