いよいよ本日!佐々木中さんの福岡講演です

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いよいよ本日11/16(金)佐々木中さんの講演イベントを開催します。
(河出書房新社の公式ホームページでもお取り上げ頂きました!記事へ>>

わたくし実行委員・三好の佐々木中さんへの想いは、昨年の第1回目のお招きから今回の第2回目の開催まで、至るところで熱弁を重ねさせて頂きましたが、今一度、明日の来州を前に、先日私がFacebookに記した想いに加筆するかたちで、ここに綴らせて頂きます。

* * *

人生観を変えられてしまう本との出会いがあるとして、僕にとってそれは佐々木中(ササキ アタル)さんの『切りとれ、あの祈る手を』という一冊の本でした。

その一節に至った時、僕はそこが新天町のマクドナルドだったにも関わらず、文字通り涙が止まらず、信じられないほどの希望が身体中にみなぎるのを感じた事を、いまでも忘れない。

そうして僕はいまでも、何か覚悟を決めて事にあたるとき、必ずこの本の、以下の箇所を声に出して読み上げるのです。

いつかこの世界に変革をもたらす人間がやって来るだろう。その人間にも迷いの夜があろう。その夜に、ふと開いた本の一行の微かな助けによって、変革が可能になるかもしれない。ならば、われわれがやっていることは無意味ではないのだ。絶対に無意味ではない。その極小の、しかしゼロには絶対にならない可能性に賭け続けること。それがわれわれ文献学者の誇りであり、戦いである、と。

―「切りとれ、あの祈る手を」より抜粋

明らかにこの本を読んで僕は人生を変えられ、或いは今も変えられ続けています。

そんな佐々木中さんを昨年BOOKUOKAでお呼び出来たのは無上の喜びで、
なんとその講演が彼の最新刊に収録され重ねて感動していたわけですが、
ついにその御縁から、今年もBOOKUOKAでまたお呼び出来ることになりました。
ああ幸福過ぎて僕は大丈夫だろうか!

佐々木さんの言葉は、とても清々しい。しゃんとする、反復を恐れない、ブレない強さを持っています。
“表現”を続けることの可能性、希望。
それらをこんなに力強く信じさせてくれる佐々木さんを、本当に尊敬しています。

いよいよ明日11月15日(木)は熊本で、その翌日11月16日(金)には福岡で、開催されます。

特にアートや表現にまつわることに携われている方に、彼の言葉が届けばと願っています。
もちろん、そうでない方にも!

直前のご予約も、また当日飛び入りでも、まだお受けすることが出来そうです!
是非、当日会場で、一緒に佐々木さんの言葉にシビれましょう。押忍。

主催者でありながら、誰より僕が、楽しみで仕様がないのです!

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